

小暑
二十四節気の百春饗
百春饗と【小暑】
空の色が濃くなり、土の匂いに夏が混じり始める小暑。草木が陽を浴びてぐんと背を伸ばす頃。朝露が乾く前の静けさと、日中の照りつける光が交錯する季節。百春饗では、夏のはじまりに芽吹く生命のエネルギーを皿の上に映しました。光をはらんだ野菜の彩り、涼やかな香り、やさしい酸味とともに、夏の気配を五感でお楽しみください。
<始まりのドリンク>
初夏の朝露のように、やさしくすっと体に沁みわたる一杯。醗酵キウイのまろやかな酸味とやさしい甘みが、湿り気を帯びた小暑の空気を和らげます。ミントをほんのり添えて、気持ちを夏のはじまりへと切り替える目覚めのドリンクに。移ろいゆく季節を、まずは喉から味わってみてください。
<有機サラダ>

光が強まり、野山が色濃く輝く頃。サラダには、小暑の陽射しを思わせる黄色いコリンキー、淡く透き通る紅色のジャガイモ、艶やかなブルーベリー、深紅のビーツなど、季節の色をそのまま映した野菜たちを贅沢に。ディルの香りが風を運び、目でも舌でも夏の到来を感じる一皿に仕上げました。
<スープ>

淡い紫紅のスープは、小暑の夕暮れを映したようなやさしい色。大地の力をたっぷり蓄えたビーツと、やわらかな甘さのジャガイモ、じっくり炒めた玉葱が溶け合い、しっとりとした余韻を残します。雨上がりの空気を吸い込むような、静けさと滋味に満ちたひと椀。暑さの始まりに、心落ち着く涼の時間を。
<有機野菜のメイン>

小暑の陽射しに照らされた畑の力を、そのまま感じるような茄子のグラチネ。ふっくらと実った茄子に、夏の野菜を丁寧に重ね、じっくりと焼き上げました。果肉はとろけるように柔らかく、旨味を閉じ込めたトマトソースが全体を包みます。小暑の日差しにこたえる力を、静かに養う一皿です。
<ごはん>

陽の力を蓄えた黒米の豊かな色と香りが、白米と混ざり合ってやさしく膨らみます。かむほどに広がる甘みと、ぷちぷちとした食感が楽しく、暑さに疲れた体に静かな活力を与えてくれます。小暑の主菜と寄り添うごはん。目に映る紫の色味は、夏の夜を想わせる余情のように。
<デザート・カフェ>

季節の食事を楽しんだ後は、デザートとお好みのお飲み物と季節の風景をお楽しみください。小暑を迎え、温かい風が吹き始める今日この頃、百年の春では新しい季節の味わいをお楽しみいただけるメニューをご用意しております。
デザートは、
2~3種の盛り合わせ
カフェは、
「自家焙煎アームズ珈琲®(ホット・アイス)」「紅茶 アールグレイ(ホット・アイス)」「オレンジジュース」をご用意しています。
※デザートは都度変更となりますので、その時の組み合わせをお楽しみください。
※ミルク・砂糖はお付けしておりません。珈琲・紅茶本来のお味をお楽しみください。
※ドリンクメニューは別にもございますので、気軽に申し付けください。