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百年の春

芒種

二十四節気の百春饗

5月30日(金)から6月9日(月)まで、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」に入ります。

百春饗と【芒種】

芒(のぎ)ある穀物に稔りの兆しが宿る頃──芒種は、田畑に種をまき、命の循環が始まる二十四節気のひとつ。梅雨の気配が近づき、湿気が心身に影響を及ぼすこの季節、「百年の春」の百春饗では、巡りを整える雑穀や有機野菜を取り入れた料理をご用意しました。ハト麦や玄米、オーツ麦を使ったテリーヌは、まさに芒種の恵みを象徴する一皿。初夏の大地とともに、身体の内側からも季節を感じていただけます。

<始まりのドリンク>

醗酵林檎のローズマリー炭酸割

初夏のはじまりを告げる一杯。

自然発酵させた林檎のやさしい酸味に、ローズマリーの清涼な香りを添えて、炭酸で爽やかに仕上げました。芒種の頃は湿気が増し、身体が重だるく感じやすい時期。発酵林檎は腸内環境を整え、ローズマリーは集中力を高めるとされ、この季節にぴったりのコンビネーションです。喉を潤し、気分をすっきり整える、五感に寄り添う始まりのドリンクです。

<有機サラダ>

芒種のサラダ

芽吹きの山と、育みの海。その恵みが重なる芒種の頃──野津町の有機野菜と、大分県産の芽ヒジキを彩り豊かに盛り込んだ初夏のサラダです。

胡瓜やインゲン、ヤングコーン、人参といったシャキシャキとした食感の野菜が、芽ヒジキの柔らかな歯ごたえと絶妙に調和。芽ヒジキは食物繊維とミネラルが豊富で、梅雨の時期に乱れやすい体内のバランスを整えてくれます。種が蒔かれ、命が動き出す芒種──からだも心も芽吹くような、一皿をぜひお楽しみください。

<スープ>

豆腐と胡麻のスープ

まろやかな豆腐に、香ばしい胡麻のコクを溶け込ませた滋味深いスープ。

仕上げには、野津町で採れたフレッシュなブルーベリーを添えて、初夏らしい酸味と彩りを加えました。芒種の頃は、胃腸が疲れやすい時期。豆腐は消化にやさしく、胡麻は抗酸化作用が高く、身体を内側から整えます。食前の体を優しく目覚めさせる、静かな力を秘めた一椀です。

<有機野菜のメイン>

有機野菜と有機雑穀のテリーヌ

芒種──稲や麦など、芒(のぎ)ある穀物に命を託し、土に種をまく季節。有機野菜に、有機ハト麦・有機オーツ麦・有機玄米を加えた滋養深いテリーヌをご用意しました。

ハト麦は余分な水分を排出し、オーツ麦は食物繊維で腸を整え、玄米は代謝を高める自然の力を宿しています。人参や新ジャガのやさしい甘み、玉ねぎの旨味、ヤングコーンやズッキーニの歯ごたえが重なり合い、ひと口ごとに大地の豊かさを感じられる一皿です。

<ごはん>

自家製ハーブごはん

梅雨を迎える芒種の時期に合わせ、爽やかな香りが広がる自家製ハーブをたっぷりと混ぜ込んだごはん。

ほんのり塩気をきかせたシンプルな味つけが、主菜の味わいを引き立てます。使用するハーブは、消化促進やリラックス効果を持ち、季節の変わり目で疲れやすい身体にそっと寄り添います。香りと味、そして食感が織りなす初夏の調べを、どうぞご堪能ください。

<デザート・カフェ>

季節のデザートとお飲み物

季節の食事を楽しんだ後は、デザートとお好みのお飲み物と季節の風景をお楽しみください。芒種の季節が訪れ、自然の恵みが実を結び始める時期です。今、まさに成長の時を迎えた食材たちをふんだんに使い、心と体が喜ぶひとときをお楽しみいただけます。
デザートは、
2~3種の盛り合わせ
カフェは、
「自家焙煎アームズ珈琲®(ホット・アイス)」「紅茶 アールグレイ(ホット・アイス)」「オレンジジュース」をご用意しています。

※デザートは都度変更となりますので、その時の組み合わせをお楽しみください。
※ミルク・砂糖はお付けしておりません。珈琲・紅茶本来のお味をお楽しみください。
※ドリンクメニューは別にもございますので、気軽に申し付けください。