小暑
二十四節気の百春饗
小暑(しょうしょ)は、二十四節気の11番目にあたる節気で、7月初旬から中旬にかけての期間を指します。小暑は、夏の本格的な到来を感じさせる重要な節気であり、古くから日本の季節感を大切にする文化の一部として親しまれています。小暑は「小さく暑い」と書きますが、これは本格的な暑さが始まる少し前の時期を意味しています。この頃には梅雨が明け、蝉の鳴き声が聞こえ始め、夏の訪れを感じることができます。
百春饗では茄子、ピーマン、トマトなどを中心に夏野菜の幕開けを祝う気持ちを込めて夏野菜の栄養素を最大限に引き出せるレシピにいたしました。
体も心も美味しく愉しくお過ごしいただけるようにスタッフ一同取り組んでまいります。
「小暑」の百春と百春饗を満喫いただけましたら幸いです。
<始まりのドリンク>
百年の春の「百春饗」コースの始まりを飾る一杯、「甘酒ブルーベリー」は、伝統的な甘酒に新鮮なブルーベリーを合わせた爽やかなドリンクです。甘酒の優しい甘みとブルーベリーの酸味が絶妙に調和し、口の中で広がる豊かな風味が特徴です。小暑の季節にぴったりのこのドリンクは、暑さを感じる季節に、心地よいリフレッシュ感を提供します。小暑の自然の恵みを感じながら始まりのドリンクをお楽しみください。
地元の栽培ブルーベリーが使われており、風味と栄養を豊富に含んでいます。アントシアニンを豊富に含むブルーベリーは、健康的な食事をサポートします。甘酒は「点滴」と呼ばれ、ビタミンやアミノ酸が豊富で、夏バテ予防にも効果が期待できます。
<有機サラダ>
臼杵市と野津町の大地の恵みを存分に味わい深く、夏らしい爽やかなサラダに仕上げました。
胡瓜は、みずみずしい食感と上品な甘み。ミニトマトは2品種を使っており、ぷちぷちとした歯ごたえと濃厚な旨味が特徴です。ルッコラは、ゴマの風味とほろ苦さが食欲をそそります。
サラダのドレッシングは新ジャガ「北あかり」を使ったジャガイモのピュレ。野菜本来の味を引き出すために、ジャガイモをピュレ状にしてまろやかなソースに仕立てました。野菜の食感を活かしつつ、ジャガイモのピュレを全体的にまとめています。豊かな臼杵野津の土地が育んだ夏の恵みを、ぜひ堪能してください。
<スープ>
小暑のスープは、クラシックなヴィシソワーズをベースにしています。
この伝統的なレシピに旬の桃を加えることで、夏至の季節にふさわしい爽やかさと甘みを演出しています。
桃の果肉を加えることで、ヴィシソワーズのクリーミーな口当たりに加えて、フルーティーな香りと自然な甘みが楽しめます。
<有機野菜のメイン>
野津の地元食材を贅沢に使用し、夏の訪れを告げる小暑の季節にぴったりの一品です。
茄子は、野津町の後藤農園さんが丹精込めて育てた絹川ナスです。その名の通り、絹のような滑らかな食感と上品な甘みが特徴的です。
ピーマンは同じく野津町のさんさん農園さんで有機農業の手法で育てられたもので、自然の法則に従った栽培方法が採用されています。
パプリカは、野津町のパプリカ兄弟が栽培したもので、無加温の夏越し栽培により、自然の恵みを最大限に活かしています。
さらに、豊後大野市の義ハムが地元の畜産公社が厳選した素材を使用し、製造した香り豊かなベーコンを加えることで、深みのある味わいを演出しています。
これらの地元食材を巧みに組み合わせ、グラチネという調理法で仕上げることで、夏野菜の持ち味を最大限に引き出しつつ、コクのある味わいを実現しています。
とろけるチーズの下には、各野菜の食感と風味が見事に調和し、口の中で奏でる味の交響曲をお楽しみいただけます。
<ごはん>
トウモロコシごはんの主役となるスイートコーンは、地元野津町の藤島農園さんから直接仕入れています。
地産地消の理念に基づき、新鮮で甘みの強い高品質なトウモロコシを使用することで、地域の風土と食文化を大切にしています。
白いご飯に黄色いトウモロコシの粒が散りばめられた様子は、夏の太陽の光を思わせる鮮やかな彩りです。さらに、上からはごまが振りかけられ、香ばしさと食感のアクセントを加えています。
<デザート・カフェ>
季節の食事を楽しんだ後は、デザートとお好みのお飲み物と季節の風景をお楽しみください。テラスでは鶯も楽しめます。
デザートは、
「豆乳プリン」「パンナコッタ」
「アフォガード」「レモンケーキ」
「マフィン」「甘夏ゼリー」
「米粉のシフォン」「ガトーショコラ」などのいずれかの組み合わせとなります。
カフェは、
「自家焙煎アームズ珈琲®(ホット・アイス)」「紅茶(ホット・アイス)」「オレンジジュース」をご用意しています。
デザートは都度変更となりますので、その時の組み合わせをお楽しみください。ドリンクメニューは別にもございますので、気軽に申し付けください。